バイク乗りの男性がどのような性格を有しているのか、それは彼らのが選んだマシンを見ると、なんとなく把握できることもあります。性格は、マシンの好みにも何らかの影響を与えるものです。今回は、「ツアラー」に乗っている男性バイク乗りの性格を考察してみましょう。
「ツアラー」の特徴
このマシンは、名前の通りツーリングに向いている車種です。バイクの「乗り物」としての楽しさを見出す人たちといえるでしょう。
重量があって取り回しも少し重たいですが、安定性があるので、自分にしっくりくるバイクであれば長時間ツーリングでも疲れにくいでしょう。全体的にバランスが良く、遠出をするのにもってこいのマシンといえます。ツアラーの安定感が出てくるのは中型バイクやビッグバイクです。威圧感がありますが、その分彼らの所有感を満たしてくれる存在でもあります。
自由を常に欲している
小さなツアラーをあえて選ぶのは、おそらく通勤・通学にしか利用しないからでしょう。逆に、車検が必要となる250cc以上を選ぶのであればツーリングにも利用している可能性があり、「ここではないどこかへ旅立ちたい」という欲求を抱えて生きる傾向があります。
これはワンダーラストといって「放浪願望」「旅行願望」と訳されます。ワンダーラストたちが旅の自由が奪われ禁断症状が出ることを「ワンダーロスト症候群」と言い、日本では独身男性に強い傾向があります。
彼らと接する際には、適度に自由な時間を与えるのも良いでしょう。けれども大事な場面で逃げ出してしまう、逃げグセがつきやすい性格でもあります。
「どこに向かうべきか」を知らない
彼らは周囲に「本当に大切なものを探すために旅立つ」と真実を求めるふりをしますが、実のところ刹那的な快楽主義者であって、心のどこかでは「自分を縛る大事なものはいらない」と無意識に思っています。
この傾向が強く出すぎてしまうと、重要事項の決定から目を背けるか安易な選択肢に逃げがちです。「本当に大事なものは何なのか」という、人生をより良く生きる上で最適な選択でさえ、自分の指針を持たないために、安易な方へと流されてしまうのです。
彼らは、自分がワンダーラストでツアラー傾向であるのだと自覚しない限り、「自分は何のために行きて、どこに向かうべきか」というコンパスさえ、外部に求めなければならない存在です。
もしワンダーラスト傾向がある「ツアラー」があなたにとって大切な人であるなら、どうでもいいときには適度に自由にさせてあげましょう。ですが、本当に重要な場面では決して逃してはいけません。あなたが、コンパスを自力で作るよう導くのです。律するときにはきちんと律して、彼らが真実から目をそむけないようにする覚悟が必要です。